November 10, 2008
いすゞ ウィザードで諏訪大社のご神体山 守屋山登頂！
守屋山山頂にて。左が東峰、右が西峰の頂上
いつしか世の中から忘れ去られつつある『いすゞ ウィザード』で久々の下町グッズオヤジが登場！
今回は他にハテナ堂のオヤジ、ミスターポストマン、小金治オヤジに俺の総勢5名。
目指すは諏訪大社上社のご神体山と言われる守屋山。
まるで死語になりつつある『いすゞ ウィザード』の存在を誇示するかのごとく、
魔法にかかったような運転で国道152号線の杖突峠の登山口まで、
なんと集合場所のハテナ堂からアッと言う間の2時間足らずで着いてしまった。
その走りッぷりを見せつけられた一同
「流石いすゞ ウィザード。すごいね〜、いい車だね〜」と、いすゞ ウィザードをほめちぎる。
気分をよくした下町グッズオヤジ。ウィザードを語る語る！
頂上に着くまでブツブツと。
しかしその後帰るまで『いすゞ ウィザード』の名前を口にする者はいなかった。
さて今回の守屋山。標高差が少なく、これと言った急登もないので、
本日の平均年齢48才のハテナ山楽体にとっては丁度よい秋の静かな山歩きとなった。
一部に鍛え抜かれた（？）メタボリック山楽体隊員も含まれていたが、
全員ちょっとモノ足りなさも感じたようだった。
歩き出して一時間ほどで着いた東峰（1631.2ｍ）の頂上は展望はよいが、
西峰（1650.3ｍ）の頂上のほうが広々としていたので、
こちらでゆっくりと休むことになったハテナ山楽体。
山頂からは曇りがちながら北岳、甲斐駒、八ヶ岳、中央アルプス,北アルプスの山々がうっすらと眺められ、
眼下には諏訪湖。
この眼下の諏訪周辺で数え年で7年に一度繰り広げられる御柱祭には、前回参加させてもらったが迫力満点。
その時を思い浮かべながら景色を眺めていると、ネットショッピングが好調なハテナ堂のオヤジが立ち上がり、
最近サウスキャロライナから入荷したという米軍実物商品を手に、語る語る！ミリタリーグッズのうんちく。
隅では下町のグッズオヤジ、チキンラーメンをほおばりながら、なにやら小声でブツブツ。
どうもまだ『愛車いすゞ ウィザード』を引きずっているようだ。
守屋山山頂からの展望とハテナ堂グッズの数々。
この他立ち上がった手にもいくつかの商品を持っていたハテナ堂オヤジ
帰路は、中央高速の甲府南ICで降り、ほったらかしはほったらかしている間にメジャーになりすぎたと、
『みたまの湯』という源泉かけ流しの湯につかりそこで軽く一杯。
「今日は俺が運転手なので」と下町のグッズオヤジは酒を控え、
みんなを待つ間、愛車いすゞ ウィザードを黙々と源泉かけ流しで磨いていた。
その横をワンカップ大関を片手にちくわをくわえた小金治オヤジが行ったり来たりと歩き回り、
「温泉で洗車して大丈夫なのか〜？」とちくわ口でのぞき込む。
帰りの車中は、下町のグッズオヤジが用意したやけに、や・け・に
若々しき頃のウィ―リーネルソンを聴きながら家路に向かった。
朝の集合場所であるハテナ堂に着く頃には日が短くなったせいか、
すかっりあたりは暗くなりハテナ堂前で解散。
民営化されてもミスターポストマン。
ビッグスクーターにまたがり、小気味いいビートルズナンバーの
『Please Mr. Postman』をかけながらサッそうと帰って行った。
車の中でも一人ワンカップ大関を手放さなかった小金治オヤジはと言うと、
鼻を赤くし、片手に土産を持ち千鳥足でフラフラになりながら帰っていった。
でもいつものように、ハテナ堂の店先にはザックと登山靴が置き忘れてあった。
それを見てハテナ堂のオヤジがポツリ。
「どうせ明日また慌てた声で俺のザックと靴見なかったかと電話をしてくるだろう。
ホントにあいつは山好きなのか、ただのちくわ好きの呑ンベェ〜なのかようわからん。
どうして小円遊オヤジと言い小金治オヤジと言い落語家に似ているオヤジ達はこうなんだ」と。
そんな話をしている間に
下町のグッズオヤジがそっと帰って行った。
帰る『いすゞ ウィザード』の後姿は心なしか寂しげだった。
今度はいつ会えるのだろう、いすゞの魔法使いに！
今回は他にハテナ堂のオヤジ、ミスターポストマン、小金治オヤジに俺の総勢5名。
目指すは諏訪大社上社のご神体山と言われる守屋山。
まるで死語になりつつある『いすゞ ウィザード』の存在を誇示するかのごとく、
魔法にかかったような運転で国道152号線の杖突峠の登山口まで、
なんと集合場所のハテナ堂からアッと言う間の2時間足らずで着いてしまった。
その走りッぷりを見せつけられた一同
「流石いすゞ ウィザード。すごいね〜、いい車だね〜」と、いすゞ ウィザードをほめちぎる。
気分をよくした下町グッズオヤジ。ウィザードを語る語る！
頂上に着くまでブツブツと。
しかしその後帰るまで『いすゞ ウィザード』の名前を口にする者はいなかった。
さて今回の守屋山。標高差が少なく、これと言った急登もないので、
本日の平均年齢48才のハテナ山楽体にとっては丁度よい秋の静かな山歩きとなった。
一部に鍛え抜かれた（？）メタボリック山楽体隊員も含まれていたが、
全員ちょっとモノ足りなさも感じたようだった。
歩き出して一時間ほどで着いた東峰（1631.2ｍ）の頂上は展望はよいが、
西峰（1650.3ｍ）の頂上のほうが広々としていたので、
こちらでゆっくりと休むことになったハテナ山楽体。
山頂からは曇りがちながら北岳、甲斐駒、八ヶ岳、中央アルプス,北アルプスの山々がうっすらと眺められ、
眼下には諏訪湖。
この眼下の諏訪周辺で数え年で7年に一度繰り広げられる御柱祭には、前回参加させてもらったが迫力満点。
その時を思い浮かべながら景色を眺めていると、ネットショッピングが好調なハテナ堂のオヤジが立ち上がり、
最近サウスキャロライナから入荷したという米軍実物商品を手に、語る語る！ミリタリーグッズのうんちく。
隅では下町のグッズオヤジ、チキンラーメンをほおばりながら、なにやら小声でブツブツ。
どうもまだ『愛車いすゞ ウィザード』を引きずっているようだ。
守屋山山頂からの展望とハテナ堂グッズの数々。
この他立ち上がった手にもいくつかの商品を持っていたハテナ堂オヤジ
帰路は、中央高速の甲府南ICで降り、ほったらかしはほったらかしている間にメジャーになりすぎたと、
『みたまの湯』という源泉かけ流しの湯につかりそこで軽く一杯。
「今日は俺が運転手なので」と下町のグッズオヤジは酒を控え、
みんなを待つ間、愛車いすゞ ウィザードを黙々と源泉かけ流しで磨いていた。
その横をワンカップ大関を片手にちくわをくわえた小金治オヤジが行ったり来たりと歩き回り、
「温泉で洗車して大丈夫なのか〜？」とちくわ口でのぞき込む。
帰りの車中は、下町のグッズオヤジが用意したやけに、や・け・に
若々しき頃のウィ―リーネルソンを聴きながら家路に向かった。
朝の集合場所であるハテナ堂に着く頃には日が短くなったせいか、
すかっりあたりは暗くなりハテナ堂前で解散。
民営化されてもミスターポストマン。
ビッグスクーターにまたがり、小気味いいビートルズナンバーの
『Please Mr. Postman』をかけながらサッそうと帰って行った。
車の中でも一人ワンカップ大関を手放さなかった小金治オヤジはと言うと、
鼻を赤くし、片手に土産を持ち千鳥足でフラフラになりながら帰っていった。
でもいつものように、ハテナ堂の店先にはザックと登山靴が置き忘れてあった。
それを見てハテナ堂のオヤジがポツリ。
「どうせ明日また慌てた声で俺のザックと靴見なかったかと電話をしてくるだろう。
ホントにあいつは山好きなのか、ただのちくわ好きの呑ンベェ〜なのかようわからん。
どうして小円遊オヤジと言い小金治オヤジと言い落語家に似ているオヤジ達はこうなんだ」と。
そんな話をしている間に
下町のグッズオヤジがそっと帰って行った。
帰る『いすゞ ウィザード』の後姿は心なしか寂しげだった。
今度はいつ会えるのだろう、いすゞの魔法使いに！
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September 05, 2007
ハテナ山楽体！八ヶ岳〔赤岳/2899ｍ）登頂（NO.3)
赤岳頂上からの御来光。右の写真が雲海から顔をのぞかせた富士山
上：横岳から振り返ると今来た険しい登山道と赤岳頂上が。
下：横岳主峰奥の院を過ぎたところで小休止をとるハテナ山楽体
早朝目覚めると窓の外は、山小屋の主人が言っていたように
山小屋のあたり一面を覆っていた雲がすっかりとなくなり
見事なまでの雲海のなか空が白々としてきた。
日の出が5時15分頃と言っていたので、いち早く起きた俺はみんなを揺すり起こし外へ。
雲海の中から顔を出す秩父、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々の
360度の大パノラマの中、荘厳な昇りゆく陽の光りをあびハテナ山楽体一行言葉も出ずにしばし
見とれていた。
御来光を十分満喫したあと、身支度を整え出発。
今日の行程は難所横岳を越え硫黄岳、赤岳鉱泉小屋をまわり北沢から下山。
駐車場のある美濃戸までは約5時間のコースだ。
思いのほか下山の得意な俺ではあるが、
昨日の足の痛みが抜けず、横岳の急峻な岩稜を越えなければならないのが心配の種ではあった。
案の定横岳越えは南北に伸びる岩峰の難所の連続。
気を抜かず足元を十分注意し越えて行くが、
霧の濃い時や雨の時などははかなり危険なコースだろうと思う。
横岳を越え硫黄岳に向かう途中の鞍部には、風に揺れる可憐なコマ草の見事なまでの群生に
横岳を越えた安堵感も加わり、心とカラダが癒され、ほんの束の間の疲れを忘れさせてくれる。
高山植物の女王と言われるコマ草が群生している。
ちょっと花の時期が過ぎ枯れ始めていたのが残念。
ちなみに花が馬（駒）の顔に似ているところからこの名前がついたようだ。
それにしても今日も元気なハテナ堂オヤジと小金治オヤジ。
なんか今までの山行と違い、体力の差をまざまざと見せつけられた。
（やはり、Eオヤジが言うように2人で秘かにミリタリーファッションに身を包み
ビリーズブ-トキャンプトレーニングをしていたのだろうか）
俺とミスターポストマンが硫黄岳山荘に着くころには
すでに硫黄岳の頂上に到達し俺達の名前を連呼していた。
ミスターポストマンは今日のメンバーの仲では一番若いが、
デスクワークが多く頭は鍛えられているが、体が鍛えらえていないため
山行2日目は下りが多く元々膝の状態がよくないので、かなり辛そうであった。
ちなみに俺の場合、頭も体も鍛えずに人生50年近く生きてきてしまったのが、
大きなあやまちで今となってはもう遅く、とにもかくにもこの頭とメタボリック体で
乗り切るしかないと自分自身に言い聞かせ美濃戸までヘトヘトになりながら戻ってきた。
（美濃戸の登山口にある美濃戸山荘で下山後食べた冷やしトマトは美味かったな〜〜あれは最高！）
上：硫黄岳山頂から望む左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳
下：巨大な火口跡の絶壁
下山後、帰路はハテナ山楽体恒例の『ほったらかしの湯』で疲れを癒す。
しかし人気が出てきたせいか、だんだんほったらかされなく、
なんと行くまでの道すがら、いたるところに看板が出きていた。
到着すると駐車場はすでに200台近い車。随分湯〜名になったもんだ。
しかも露天風呂も増え『こっちの湯』に加え『あっちの湯』も出来き、
売店や休憩所なども充実してきていた。
『ほったらかしの湯』で十分疲れを取り、気分爽快になったハテナ山楽体一行は
帰りにどうしても桃を買いたいと言う小金治オヤジの要望にお答えして
道ばたで売っている桃の直売所に立ち寄った。
チクワ好きは分かっていたがモモも大好物だったとは知らなかった。
モモを試食し値切って買って車に乗り込んできた小金治オヤジはすごく上機嫌で、
車を走らせると「え〜桃栗三年柿八年と言いまして〜ぇ」と小金治オヤジの小話が始まった。
いつもの事だがいつまで経ってもオチが無く、
ふと気がつくと助手席のハテナ堂のオヤジはうたた寝をし始め、
ミスターポストマンにいたっては一番後部の座席をベッドにして
車に備え付けの掛け布団をかぶり思いっきり寝てしまっていた。
運転手のオレも寝てしまいたかった。
とにかくハンドルを握る俺は、愛する家族の元へみんなを送り届け無ければないと言う
強い使命感から、睡魔と戦いながらハテナ堂のオヤジを送り、古今治オヤジ
ミスターポストマンの順に送り届けた。
最後のミスターポストマンを送り届けた時、
ミスターポストマンが車を降りる際ぽつりと言った
『アレ！このザックと登山靴誰の？』
俺のは車の一番奥に置いてあるが…………？
その椅子の脇のザックと登山靴と言えば……………
『？』
寂しげにポツンと置かれたザックと登山靴。
『？』そっ、それは『！ッ』古今治オヤジのザックと登山靴。
ふと古今治オヤジが車を降りる姿を思い起こしてみると
『そうだ！風呂あがりの濡れたタオルを首に巻き、両手でかかえるようにして
買った桃の箱をうれしそうに持って降りていった』
降りるとき桃ばかりが頭に残り、
本来の目的の登山に行った事をすっかり忘れてしまっていたようだ。
ここにきて最後の最後にオチがあった。
翌日、お疲れ休みを取ったという古今治オヤジから電話があった。
『おれのザックと登山靴知らない？』と
山小屋のあたり一面を覆っていた雲がすっかりとなくなり
見事なまでの雲海のなか空が白々としてきた。
日の出が5時15分頃と言っていたので、いち早く起きた俺はみんなを揺すり起こし外へ。
雲海の中から顔を出す秩父、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々の
360度の大パノラマの中、荘厳な昇りゆく陽の光りをあびハテナ山楽体一行言葉も出ずにしばし
見とれていた。
御来光を十分満喫したあと、身支度を整え出発。
今日の行程は難所横岳を越え硫黄岳、赤岳鉱泉小屋をまわり北沢から下山。
駐車場のある美濃戸までは約5時間のコースだ。
思いのほか下山の得意な俺ではあるが、
昨日の足の痛みが抜けず、横岳の急峻な岩稜を越えなければならないのが心配の種ではあった。
案の定横岳越えは南北に伸びる岩峰の難所の連続。
気を抜かず足元を十分注意し越えて行くが、
霧の濃い時や雨の時などははかなり危険なコースだろうと思う。
横岳を越え硫黄岳に向かう途中の鞍部には、風に揺れる可憐なコマ草の見事なまでの群生に
横岳を越えた安堵感も加わり、心とカラダが癒され、ほんの束の間の疲れを忘れさせてくれる。
高山植物の女王と言われるコマ草が群生している。
ちょっと花の時期が過ぎ枯れ始めていたのが残念。
ちなみに花が馬（駒）の顔に似ているところからこの名前がついたようだ。
それにしても今日も元気なハテナ堂オヤジと小金治オヤジ。
なんか今までの山行と違い、体力の差をまざまざと見せつけられた。
（やはり、Eオヤジが言うように2人で秘かにミリタリーファッションに身を包み
ビリーズブ-トキャンプトレーニングをしていたのだろうか）
俺とミスターポストマンが硫黄岳山荘に着くころには
すでに硫黄岳の頂上に到達し俺達の名前を連呼していた。
ミスターポストマンは今日のメンバーの仲では一番若いが、
デスクワークが多く頭は鍛えられているが、体が鍛えらえていないため
山行2日目は下りが多く元々膝の状態がよくないので、かなり辛そうであった。
ちなみに俺の場合、頭も体も鍛えずに人生50年近く生きてきてしまったのが、
大きなあやまちで今となってはもう遅く、とにもかくにもこの頭とメタボリック体で
乗り切るしかないと自分自身に言い聞かせ美濃戸までヘトヘトになりながら戻ってきた。
（美濃戸の登山口にある美濃戸山荘で下山後食べた冷やしトマトは美味かったな〜〜あれは最高！）
上：硫黄岳山頂から望む左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳
下：巨大な火口跡の絶壁
下山後、帰路はハテナ山楽体恒例の『ほったらかしの湯』で疲れを癒す。
しかし人気が出てきたせいか、だんだんほったらかされなく、
なんと行くまでの道すがら、いたるところに看板が出きていた。
到着すると駐車場はすでに200台近い車。随分湯〜名になったもんだ。
しかも露天風呂も増え『こっちの湯』に加え『あっちの湯』も出来き、
売店や休憩所なども充実してきていた。
『ほったらかしの湯』で十分疲れを取り、気分爽快になったハテナ山楽体一行は
帰りにどうしても桃を買いたいと言う小金治オヤジの要望にお答えして
道ばたで売っている桃の直売所に立ち寄った。
チクワ好きは分かっていたがモモも大好物だったとは知らなかった。
モモを試食し値切って買って車に乗り込んできた小金治オヤジはすごく上機嫌で、
車を走らせると「え〜桃栗三年柿八年と言いまして〜ぇ」と小金治オヤジの小話が始まった。
いつもの事だがいつまで経ってもオチが無く、
ふと気がつくと助手席のハテナ堂のオヤジはうたた寝をし始め、
ミスターポストマンにいたっては一番後部の座席をベッドにして
車に備え付けの掛け布団をかぶり思いっきり寝てしまっていた。
運転手のオレも寝てしまいたかった。
とにかくハンドルを握る俺は、愛する家族の元へみんなを送り届け無ければないと言う
強い使命感から、睡魔と戦いながらハテナ堂のオヤジを送り、古今治オヤジ
ミスターポストマンの順に送り届けた。
最後のミスターポストマンを送り届けた時、
ミスターポストマンが車を降りる際ぽつりと言った
『アレ！このザックと登山靴誰の？』
俺のは車の一番奥に置いてあるが…………？
その椅子の脇のザックと登山靴と言えば……………
『？』
寂しげにポツンと置かれたザックと登山靴。
『？』そっ、それは『！ッ』古今治オヤジのザックと登山靴。
ふと古今治オヤジが車を降りる姿を思い起こしてみると
『そうだ！風呂あがりの濡れたタオルを首に巻き、両手でかかえるようにして
買った桃の箱をうれしそうに持って降りていった』
降りるとき桃ばかりが頭に残り、
本来の目的の登山に行った事をすっかり忘れてしまっていたようだ。
ここにきて最後の最後にオチがあった。
翌日、お疲れ休みを取ったという古今治オヤジから電話があった。
『おれのザックと登山靴知らない？』と
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August 31, 2007
ハテナ山楽体！八ヶ岳〔赤岳/2899ｍ）登頂（NO.2)
左：行者小屋に行く途中小鳥のさえずりに思わず足を止め耳を澄ますミスターポストマン
右：文三郎道のコルから振り返ると今登りつめた文三郎道と奧には行者小屋が。
文三郎道の急斜面が写真では伝わりにくくて残念
左：頂上直下最後の岩場の取りつき。上のほうに小さく登山者が見える
右：お盆も終わったためか多少宿泊にも余裕があった赤岳山頂小屋
さてさてルートを南沢に取ったハテナ山楽体一行
行者小屋までは沢伝いに森林浴を満喫しながらの行程。
運動不足がたたってか俺はこの行程で早々と両足をつってしまい徐々に仲間との間隔が離れていった。
行者小屋に着いた時には赤岳山頂までのルートを俺以外の三人で探っていた。
結局俺の事を気遣い少しでも山頂までの時間が短い方がいいだろうということで
阿弥陀岳、中岳からのコースをあきらめ
文三郎道から行こうという結論に達していた。
俺にとっては今となっては行者小屋に泊まりたい気分でいっぱいだったが、
明朝赤岳山頂で見る御来光を思い、意を決し文三郎道にとりついた。
天候の影響で赤岳頂上、文三郎道は雲の中。
文三郎道は写真で見ただけだったので
どのくらい急登なのかわからず、それ程気にはしていなかった。
ところが甘かった。いざ取り付いてみると、あまりの急登になかなか次の一歩がでない。
それどころかまた両太股をつりそうで、足を気遣いながら高度をかせぐ。
難所のため登り切れるか不安に感じていると、俺の名を呼ぶヤツがいた。
雲の切れ間から文三郎道を制覇し、すがすがしそうにしているハテナ堂のオヤジの姿が見えた。
流石、毎朝40分の犬の散歩を密度濃く、自衛隊の演習のような動きで鍛えあげているハテナ堂のオヤジ。
なんと普通、犬は散歩好きのはずだが、散歩嫌いになったと言う。
ハテナ堂のオヤジの散歩にはハテナ堂に集まるオヤジ衆の中でも定評があった。
俺が文三郎道の真ん中ぐらいだと言うのに、
50を目前に控えたオヤジとは思えない程軽快な足の運びで、アッと言う間に上り切ってしまっていた。
そのハテナ堂のオヤジと俺との間に小金治オヤジ、ミスターポストマンと続く。
文三郎道を制し、赤岳頂上直下の最後の岩場に取り付くときには
心配していた足がようやく慣れてきたのか以外と軽快に登りきり頂上にたどり着いた。
もっともこの岩場で足をつってしまったらと思うとゾッーとした。
赤岳頂上小屋付近では、先に到着した親父達は流れゆく雲の切れ間から見え隠れする
下界の景色を岩場に腰をおろし堪能していた。
俺が到着すると親父達とラーメンと缶ビールで乾杯。
このラーメンとビールがいつも思うがなんとも言えないほどうまい。
食後、ハテナ堂のオヤジがハミングで『遠き山に日は落ちて』を唱っていた。
その傍らで、みんなで大の字になり夕食まで昼寝。
その音色に知らない登山客までもが気がつくと横で大の字になっていた。
止むに止められなくなったハテナ堂のオヤジは知らない登山客が
いなくなるまで何度も『遠き山に日は落ちて』を繰り返しすっかり疲れ切ってしまった。
流石にのどは鍛えていなかったと。
山小屋の夕食、消灯は早く夜8時にはすっかり寝静まる。
雲が多く星一つ見えない夜だが、長年の経験からか明朝は御来光はおがめるだろうと
山小屋の主人が言っていた。
シ〜〜〜〜〜ンと静まり返った2899ｍの山小屋の夜は更けていく。
この後、御来光と下山
まだまだ続く
行者小屋までは沢伝いに森林浴を満喫しながらの行程。
運動不足がたたってか俺はこの行程で早々と両足をつってしまい徐々に仲間との間隔が離れていった。
行者小屋に着いた時には赤岳山頂までのルートを俺以外の三人で探っていた。
結局俺の事を気遣い少しでも山頂までの時間が短い方がいいだろうということで
阿弥陀岳、中岳からのコースをあきらめ
文三郎道から行こうという結論に達していた。
俺にとっては今となっては行者小屋に泊まりたい気分でいっぱいだったが、
明朝赤岳山頂で見る御来光を思い、意を決し文三郎道にとりついた。
天候の影響で赤岳頂上、文三郎道は雲の中。
文三郎道は写真で見ただけだったので
どのくらい急登なのかわからず、それ程気にはしていなかった。
ところが甘かった。いざ取り付いてみると、あまりの急登になかなか次の一歩がでない。
それどころかまた両太股をつりそうで、足を気遣いながら高度をかせぐ。
難所のため登り切れるか不安に感じていると、俺の名を呼ぶヤツがいた。
雲の切れ間から文三郎道を制覇し、すがすがしそうにしているハテナ堂のオヤジの姿が見えた。
流石、毎朝40分の犬の散歩を密度濃く、自衛隊の演習のような動きで鍛えあげているハテナ堂のオヤジ。
なんと普通、犬は散歩好きのはずだが、散歩嫌いになったと言う。
ハテナ堂のオヤジの散歩にはハテナ堂に集まるオヤジ衆の中でも定評があった。
俺が文三郎道の真ん中ぐらいだと言うのに、
50を目前に控えたオヤジとは思えない程軽快な足の運びで、アッと言う間に上り切ってしまっていた。
そのハテナ堂のオヤジと俺との間に小金治オヤジ、ミスターポストマンと続く。
文三郎道を制し、赤岳頂上直下の最後の岩場に取り付くときには
心配していた足がようやく慣れてきたのか以外と軽快に登りきり頂上にたどり着いた。
もっともこの岩場で足をつってしまったらと思うとゾッーとした。
赤岳頂上小屋付近では、先に到着した親父達は流れゆく雲の切れ間から見え隠れする
下界の景色を岩場に腰をおろし堪能していた。
俺が到着すると親父達とラーメンと缶ビールで乾杯。
このラーメンとビールがいつも思うがなんとも言えないほどうまい。
食後、ハテナ堂のオヤジがハミングで『遠き山に日は落ちて』を唱っていた。
その傍らで、みんなで大の字になり夕食まで昼寝。
その音色に知らない登山客までもが気がつくと横で大の字になっていた。
止むに止められなくなったハテナ堂のオヤジは知らない登山客が
いなくなるまで何度も『遠き山に日は落ちて』を繰り返しすっかり疲れ切ってしまった。
流石にのどは鍛えていなかったと。
山小屋の夕食、消灯は早く夜8時にはすっかり寝静まる。
雲が多く星一つ見えない夜だが、長年の経験からか明朝は御来光はおがめるだろうと
山小屋の主人が言っていた。
シ〜〜〜〜〜ンと静まり返った2899ｍの山小屋の夜は更けていく。
この後、御来光と下山
まだまだ続く
08:17:37 |
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August 23, 2007
ハテナ山楽体！八ヶ岳〔赤岳/2899ｍ）登頂（No.1)
美濃戸の駐車場で登頂前の準備に余念のないオヤジ達
南沢から攻めるか北沢から攻めるか意見を交わしあった美濃戸登山口
早朝3時半、集合場所のハテナ堂前に着くと
すでにみんな集まっていて狭い歩道に一列に並びラジオ体操をしていた。
と思いきや一人足りない。
そう今回参加予定の下町のグッズオヤジがいなかった。
ちょっと前にハテナ堂のオヤジに連絡が入り、
腹痛で体調不良のため今回はパスしたいと言うことだった
不屈の精神を持つ下町のグッズオヤジだったが残念。
と言うことで今回の参加者は俺、ハテナ堂のオヤジ、
小金治オヤジにミスターポストマンの総勢4名。
ところが何処の山へ登るか決まってなく
北アルプスの常念岳、南アルプスの甲斐駒、もしくは八ヶ岳にするかで
中央道を走りながら喧々囂々。
低気圧の前線の影響で、中央道は小雨がパラつき
勝沼を過ぎると甲斐駒は雲に覆われ、八ヶ岳はちょっと
雲の切れ間に見え隠れしてるだけだった。
もし常念まで行って天候が悪ければ戻ってくるわけにも行かず
全員20年振りという事もあってか
八ヶ岳の方が良いのではと言うことで全員一致。
八ヶ岳と言えば赤岳でしょうと言うことで
美濃戸口を目指すことになった。
小淵沢ICを降り森に覆われた原村のペンション街を通り抜ける手前で事件が起きた。
な・な・なんと子鹿が2頭突然道路を横断しようと飛び出してきた。
反射神経の良い俺はとっさにブレーキを踏み込んだが、
対向車線の車はモロに子鹿1頭に激突。
宙を舞いボンネットの上に落ちる子鹿を目の当たりに見た俺達ハテナ山楽体。
車の中はてんやわんやの大騒ぎ。
ハテナ堂オヤジは喰っていたにぎりメシを吹き出し、
フロントガラスを米粒だらけにするは、
チクワ好きの小金治オヤジは朝飯にと、ほおばっていたチクワを飲み込んでしまいのどに詰まらせる。
辛うじてチクワは穴があいているので呼吸はしていた。
流石にミスターポストマン、郵便局では保険課のため保険金の計算をとっさにしていた。
可哀相だッたがその事故を後目に、今日の予定があるので先を急ぐことにした。
バックミラー越しに移る光景は悲惨で、起きあがろうとする子鹿は
出血もひどく骨折もしているのか、すぐ道路にへたり込む。
あまりの衝撃で、その後しばらくはみんな無言になってしまった。
もっともチクワを詰まらせた小金治オヤジだけは、チクワを吐き出そうと必死にゲ〜ゲ〜言っていた。
美濃戸口に着くころには小金治オヤジのチクワも取れ落ち着きを取り戻した。
美濃戸口は確か20年前来たとき車を止めなければ先には行けないと思い、
美濃戸口から林道を1時間以上ひたすら歩き、美濃戸にたどり着いたが、
その時、奧まで車が入って来ているのを知った時のショッックを
みんないまだに覚えていたので、美濃戸まで行こうと言うことになった。
俺の車はアウトドア用のキャンピングカー。
しかし車高が低いため舗装されていない林道には4駆のくせにめっきり弱い。
対向車が来ると逃げ場のない荒れた狭い林道をとにかく慎重に進み、
なんとか美濃戸の駐車場に着いた。
1泊2日分の駐車料金2000円を支払い、いざ赤岳（2899ｍ）ヘ。
とそこで美濃戸登山口で
ルートを南沢から行くか北沢から行くかでここでも喧々囂々。
もし、南沢で行った場合行者小屋から先の難所文三郎尾根が立ちはだかる。
もしくは行者小屋から阿弥陀岳、中岳を通って赤岳というコースもあるが、
このコースをとると一日の行程が長くなる。
北沢から攻めたほうが多少楽だが、そうなると今夜の宿は硫黄小屋泊まりになるであろう。
どうせなら赤岳山頂小屋に泊まり、ご来光といきたいものだという意見で最終的にまとまり
南沢から攻めることになったハテナ山楽体。
メタボリックの俺は不安が隠しきれなかった。
さてさてどうなることやらその後は？（ハテナ）
次回に続く。
すでにみんな集まっていて狭い歩道に一列に並びラジオ体操をしていた。
と思いきや一人足りない。
そう今回参加予定の下町のグッズオヤジがいなかった。
ちょっと前にハテナ堂のオヤジに連絡が入り、
腹痛で体調不良のため今回はパスしたいと言うことだった
不屈の精神を持つ下町のグッズオヤジだったが残念。
と言うことで今回の参加者は俺、ハテナ堂のオヤジ、
小金治オヤジにミスターポストマンの総勢4名。
ところが何処の山へ登るか決まってなく
北アルプスの常念岳、南アルプスの甲斐駒、もしくは八ヶ岳にするかで
中央道を走りながら喧々囂々。
低気圧の前線の影響で、中央道は小雨がパラつき
勝沼を過ぎると甲斐駒は雲に覆われ、八ヶ岳はちょっと
雲の切れ間に見え隠れしてるだけだった。
もし常念まで行って天候が悪ければ戻ってくるわけにも行かず
全員20年振りという事もあってか
八ヶ岳の方が良いのではと言うことで全員一致。
八ヶ岳と言えば赤岳でしょうと言うことで
美濃戸口を目指すことになった。
小淵沢ICを降り森に覆われた原村のペンション街を通り抜ける手前で事件が起きた。
な・な・なんと子鹿が2頭突然道路を横断しようと飛び出してきた。
反射神経の良い俺はとっさにブレーキを踏み込んだが、
対向車線の車はモロに子鹿1頭に激突。
宙を舞いボンネットの上に落ちる子鹿を目の当たりに見た俺達ハテナ山楽体。
車の中はてんやわんやの大騒ぎ。
ハテナ堂オヤジは喰っていたにぎりメシを吹き出し、
フロントガラスを米粒だらけにするは、
チクワ好きの小金治オヤジは朝飯にと、ほおばっていたチクワを飲み込んでしまいのどに詰まらせる。
辛うじてチクワは穴があいているので呼吸はしていた。
流石にミスターポストマン、郵便局では保険課のため保険金の計算をとっさにしていた。
可哀相だッたがその事故を後目に、今日の予定があるので先を急ぐことにした。
バックミラー越しに移る光景は悲惨で、起きあがろうとする子鹿は
出血もひどく骨折もしているのか、すぐ道路にへたり込む。
あまりの衝撃で、その後しばらくはみんな無言になってしまった。
もっともチクワを詰まらせた小金治オヤジだけは、チクワを吐き出そうと必死にゲ〜ゲ〜言っていた。
美濃戸口に着くころには小金治オヤジのチクワも取れ落ち着きを取り戻した。
美濃戸口は確か20年前来たとき車を止めなければ先には行けないと思い、
美濃戸口から林道を1時間以上ひたすら歩き、美濃戸にたどり着いたが、
その時、奧まで車が入って来ているのを知った時のショッックを
みんないまだに覚えていたので、美濃戸まで行こうと言うことになった。
俺の車はアウトドア用のキャンピングカー。
しかし車高が低いため舗装されていない林道には4駆のくせにめっきり弱い。
対向車が来ると逃げ場のない荒れた狭い林道をとにかく慎重に進み、
なんとか美濃戸の駐車場に着いた。
1泊2日分の駐車料金2000円を支払い、いざ赤岳（2899ｍ）ヘ。
とそこで美濃戸登山口で
ルートを南沢から行くか北沢から行くかでここでも喧々囂々。
もし、南沢で行った場合行者小屋から先の難所文三郎尾根が立ちはだかる。
もしくは行者小屋から阿弥陀岳、中岳を通って赤岳というコースもあるが、
このコースをとると一日の行程が長くなる。
北沢から攻めたほうが多少楽だが、そうなると今夜の宿は硫黄小屋泊まりになるであろう。
どうせなら赤岳山頂小屋に泊まり、ご来光といきたいものだという意見で最終的にまとまり
南沢から攻めることになったハテナ山楽体。
メタボリックの俺は不安が隠しきれなかった。
さてさてどうなることやらその後は？（ハテナ）
次回に続く。
07:56:36 |
00841957 |
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March 21, 2007
厳冬の三ツ峠とおもいきや暖冬。でも‥‥
上から下までミリタリーファッションできめるハテナ堂のオヤジ
三ツ峠山頂より望む
年末から年明け早々みんな、超がつくほど多忙な日々が続き
ハテナ山楽体、久しぶりにまとまった人数が集まったので、
冬山をやろうと言うことになった。が
最近めっきり体力に自身がなくなり、内心みんな誰かが
3000ｍ級の山の名前を言い出したらたらどうしようと思っていた。
しかしそのような心配はよそに、
誰ともなく「三つ峠にしない？」と小声で言うとみんなの顔が安堵の色に変わり
急に元気になり体力の自慢話になった。
そして2月最後の日に早々下町のグッズオヤジの愛車ISUZUウィザードで一路三ツ峠ヘ。
今日のメンバーはグッズオヤジ、ハテナ堂のオヤジ、MR.Postman、小金治オヤジそして俺の総勢5名。
用意周到なグッズオヤジ、ハテナ堂のオヤジは暖冬の三ツ峠と言えども
あなどってはいけないとしっかりアイゼンを持ってきていた。
頂上に近づくにつれ、凍結している場所が多く他の3人はかなり苦戦をしいられたが、
グッズオヤジ、ハテナ堂のおやじは小気味よいアイゼンの音と共に高度を稼ぐ。
悪戦苦闘の末、頂上についた3人は標高1786Ｍの三ツ峠と言えども、
久しぶりの山登りも重なってか体力の消耗が激しくグッタリ。
俺は早々ラーメンとおでんを喰い岩のかげでひと眠り。
と言うわけで他のメンバーの頂上での動向は分からず、シャッターを切る音だけが聞こえていた。
頂上ではゆっくり時間を取るハテナ山楽体なので、どのくらい寝たのだろうか、
暖冬とは言え、山頂なので体がすっかり冷え切ってしまい、
俺はクリア〜な空にくっきりと浮かぶ富士山を眺めながらホットコーヒーで至福の時を過ごす。
下山ではアイゼンを持ってこなかった俺とMR.Postmanはよく転んでいたが、
なぜか小金治オヤジだけは、最年長にもかかわらず、
人間アンチロックシステムが効いてか下半身は滑っていたが、
上半身は固まりうまくバランスをとり、すぐに何事もなかったかのように元の姿勢に戻ってた。
後ろから見ていて、滑稽ではあったが、強じんさを感じた。
帰路はお決まりの温泉へ。
車中、運転手であるグッズオヤジの自慢話をBGMがわりに、みんなでうたた寝。
そんな中、ここでも小金治オヤジのカラダはアンチロックシステムが効いていた。
ハテナ山楽体、久しぶりにまとまった人数が集まったので、
冬山をやろうと言うことになった。が
最近めっきり体力に自身がなくなり、内心みんな誰かが
3000ｍ級の山の名前を言い出したらたらどうしようと思っていた。
しかしそのような心配はよそに、
誰ともなく「三つ峠にしない？」と小声で言うとみんなの顔が安堵の色に変わり
急に元気になり体力の自慢話になった。
そして2月最後の日に早々下町のグッズオヤジの愛車ISUZUウィザードで一路三ツ峠ヘ。
今日のメンバーはグッズオヤジ、ハテナ堂のオヤジ、MR.Postman、小金治オヤジそして俺の総勢5名。
用意周到なグッズオヤジ、ハテナ堂のオヤジは暖冬の三ツ峠と言えども
あなどってはいけないとしっかりアイゼンを持ってきていた。
頂上に近づくにつれ、凍結している場所が多く他の3人はかなり苦戦をしいられたが、
グッズオヤジ、ハテナ堂のおやじは小気味よいアイゼンの音と共に高度を稼ぐ。
悪戦苦闘の末、頂上についた3人は標高1786Ｍの三ツ峠と言えども、
久しぶりの山登りも重なってか体力の消耗が激しくグッタリ。
俺は早々ラーメンとおでんを喰い岩のかげでひと眠り。
と言うわけで他のメンバーの頂上での動向は分からず、シャッターを切る音だけが聞こえていた。
頂上ではゆっくり時間を取るハテナ山楽体なので、どのくらい寝たのだろうか、
暖冬とは言え、山頂なので体がすっかり冷え切ってしまい、
俺はクリア〜な空にくっきりと浮かぶ富士山を眺めながらホットコーヒーで至福の時を過ごす。
下山ではアイゼンを持ってこなかった俺とMR.Postmanはよく転んでいたが、
なぜか小金治オヤジだけは、最年長にもかかわらず、
人間アンチロックシステムが効いてか下半身は滑っていたが、
上半身は固まりうまくバランスをとり、すぐに何事もなかったかのように元の姿勢に戻ってた。
後ろから見ていて、滑稽ではあったが、強じんさを感じた。
帰路はお決まりの温泉へ。
車中、運転手であるグッズオヤジの自慢話をBGMがわりに、みんなでうたた寝。
そんな中、ここでも小金治オヤジのカラダはアンチロックシステムが効いていた。
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